十二下りのみかぐら歌

月日二柱の心に叶う心一つで、何かなわんという事なし

 ちよとはなしかみのいふこと きいてくれあしきのことはいはんでな  このよのぢいとてんとをかたどりてふうふをこしらへきたるでなこれハこの よのはじめだし

なむてんりわうのみこと よをしよし

 

この理はちょっとの事ではない、本元の理なり。地と天とを型取りて夫婦を拵え、その上世界を拵えたという事を承知せねば、道が分からん、天地の心でできたる人間世界なら、天地すなわち、親の懐に住まいする人間は、何事も我が身勝手の心が叶う通りはなし。月日二柱の心に叶う心一つで、なにかなわんという事なし。思うままに自由用自在なるのは、この元一つの理さえ聞き分けすれば、万づの事は神が守護するとの心を、よをしよしというなり